PCグラウト再注入工 PC-Rev工法
工事概要
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近年の調査や研究から、旧来の材料や施工方法によっては、PCグラウトが完全に充填されない場合があることが知られており、グラウトの充填不足による耐久性の乏しい既設構造物が存在することが懸念されています。
PC-Rev工法は、PC鋼材が比較的健全な状態のうちに、シース検知機能付き極小径削孔システムにより削孔し、シース内の空洞量を真空法を用い測定した後、真空ポンプを併用しスネークポンプによりグラウトを注入し構造物をリニューアルすることができます。
従来の工法では直径25㎜程度の調査孔を削孔し、注入時には更に直径80㎜程度の削孔が必要であったが、PC-Rev工法では直径15.5㎜の調査孔を注入孔と併用することができるため、削孔による既設構造物への影響を必要最小限に抑えることができます。
また真空ポンプを用いた空洞量測定、グラウト注入では、制御 BOX によりバルブの自動切換え、ポンプ注入圧力の制御等を行い、施工管理アプリケーションによりそれらの設定、操作、管理ができる自動施工システムにより省力化を実現するとともに、経験の少ない労務者でも安定した正確な施工管理が可能となります。
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工事概要 PCグラウト再注入工